MENU

【体験談】海外初心者にこそマルタ留学をおすすめしたい3つの理由|リアルな魅力を紹介

憧れの留学を考えたとき、最初に直面するのが「どの国を選ぶべきか」という悩みではないでしょうか。

そんな中、リゾート地で英語を学べるということで、近年注目を集めているのがマルタ留学です。

学費の安さやヨーロッパへのアクセスの良さから、マルタ留学に興味を持つ人は少なくありません。

とはいえ、実際のメリットが見えづらく、「本当にマルタでいいのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

マルタ留学についての情報は増えてきたものの、「実際の暮らしは?」「他の国と比べてどうなの?」といったリアルな体験談は、まだまだ少ないのが現状です。

私自身も最初は不安だらけでしたが、7か月間過ごした今では、「マルタを選んで本当によかった」と心から思っています。

この記事では、そんな私の実体験をもとに、なぜマルタを本気でおすすめしたいのかを3つの理由にまとめてご紹介します。

他の国では味わえない、マルタならではの魅力を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください!

目次

1.【基本情報】マルタとはどんな国?

マルタ共和国は、地中海のほぼ中央に位置する小さな島国です。透き通るような青い海と歴史ある街並みが魅力で、ヨーロッパでは屈指の人気リゾート地として知られています。

公用語はマルタ語英語の2つ。英語が通じる環境から、近年は語学留学の穴場スポットとして注目されており、特にヨーロッパ諸国からの留学生が多く訪れています。

マルタは主に、マルタ島・ゴゾ島・コミノ島の3つの島から構成されており、国土全体の広さは日本の淡路島のおよそ半分ほど。そのコンパクトさゆえ、短期間でも多くの魅力を体験できるのが特徴です。

2004年にはEUに加盟し、通貨はユーロを使用。シェンゲン協定にも加盟しているため、他のヨーロッパ諸国へのアクセスもスムーズです。

【国名】マルタ共和国
【面積】316 ㎢(淡路島の半分)
【人口】約53万人(2024年時点)
【公用語】マルタ語、英語
【首都】バレッタ
【通貨】ユーロ(EUR)
【気候】地中海性気候。1年を通じて温暖で過ごしやすい。
【日本との時差】-8時間(サマータイム:-7時間)

2. マルタ留学のメリット

留学といえば、アメリカやカナダ、オーストラリアが定番ですが、今、じわじわと人気を集めているのが「マルタ留学」です。

ここでは、マルタ留学を検討するうえで知っておきたい主要な5つのメリットを紹介します。

1. 女性も安心!治安の良さ

マルタはヨーロッパでも特に治安の良い国のひとつです。犯罪率が低く、夜でも安心して外出できます。

実際、私が滞在していた際も、日本人女性が夜ひとりで出歩く姿は日常的に見かけました。

2. 海外留学の中でもコスパ最強

授業料や生活費が、アメリカやイギリスなど他の英語圏に比べて比較的安く、費用を抑えながら質の高い語学留学が可能です。

「授業料」+「滞在費」+「食費」の目安
12週間
マルタ108万~126万円
アメリカ155万~183万円
イギリス114万~171万円

参照:https://www.ryugaku.co.jp/cost/

特にヨーロッパ圏での留学を検討している人には、マルタは穴場の選択肢です。

3. 年中温暖でストレスフリーな気候

マルタは地中海性気候に属しており、1年を通して温暖で晴れの日が多く、生活リズムが整いやすい環境です。

私が滞在した4月〜11月の7か月間で、雨が降ったのはわずか2回のみ。4月以降は、ほぼ毎日半袖・短パンで快適に過ごせました。

参照:https://en.climate-data.org/europe/malta/malta/gzira-15508/#climate-graph

4. 週末はリゾート気分でリフレッシュ

青く透き通った海、美しいビーチ、歴史ある街並み—―。

マルタには観光地としての魅力も詰まっており、勉強だけでなく、週末のリフレッシュやリゾート気分も楽しめます。

学びと遊びのバランスが取れた環境は、マルタ留学の大きな魅力です。

5. ビザ不要で気軽にチャレンジ

日本国籍であれば、90日以内の滞在はビザ不要。手続きも簡単で、準備期間が短くても留学にチャレンジできます。

「まずは短期で留学してみたい」という人にとって、マルタは非常に始めやすい国です。

3. マルタ留学のデメリット

どんな国にもデメリットは存在します。ここでは、マルタ留学を検討するにあたって注意しておきたい、主な3つのポイントを紹介します。

1. 日本からの直行便がない

マルタへは日本からの直行便がなく、必ずヨーロッパのどこかで乗り継ぎが必要です。

例:

  • 羽田 → イスタンブール → マルタ
  • 成田 → ドバイ → マルタ
  • 成田 → フランクフルト → マルタ

所要時間はどのルートでもおよそ17〜20時間程度と、移動の負担は大きめです。

2. 英語に訛りがある人もいる

マルタは英語が公用語のひとつですが、日常的にはマルタ語も話されています。そのため、現地の人と話すときに、多少のマルタ訛りを感じることがあります。

ただし、語学学校の講師はイギリス英語を話すネイティブまたは高度なスピーカーが多く、発音や表現について心配する必要はありません。

3. 小さな国なので長期滞在は飽きやすい

マルタの国土は316㎢と非常にコンパクトです。観光地も数か月で回り尽くせてしまうため、長期滞在中に飽きを感じる人もいます

また、大規模なショッピングモールやテーマパークは少なく、都会的な刺激を求める人には物足りないかもしれません。

その分、落ち着いた環境で学習に集中したり、新しい趣味に挑戦するなど、自分なりの過ごし方が求められます

4.【体験談】マルタ留学を本気でおすすめする理由3選

マルタ留学を検討し始めたのは、大学3年の冬。新型コロナの影響で夢だった交換留学が中止になり、実家で就活に追われる日々を過ごしていました。

そんな時、ふと登録した留学エージェントから紹介されたのが、唯一通常通りに留学を受け入れていた国――マルタでした。

最初は休学や費用面で迷いましたが、石造りの街並みと青い海の写真を見た瞬間、「今行かなければ絶対に後悔する」と心が動きました。
こうして、マルタとの出会いが、私の人生に新たな一歩をもたらしたのです。

それでは、私が実際にマルタ留学を通して感じた、おすすめする3つの理由をご紹介します!

1. 気候ストレスゼロ!毎日がバカンス気分

留学先を選ぶとき、学習環境や治安、費用など、さまざまな条件を考える方が多いと思います。

しかし、実際に長期で生活してみて気づいたのは、気候の快適さ」が想像以上に大きな影響を与える、ということでした。

マルタは、地中海に浮かぶ小さな島国で、ヨーロッパでは有名なリゾート地です。

一年のうち晴天の日が300日以上とも言われ、湿気が少なく、カラッとした気持ちの良い気候が続きます。

正直私自身も、出発前は「気候」なんてそこまで重要だとは思っていませんでした。

でも振り返れば、毎日を前向きに、明るい気持ちで過ごせたのは、“太陽の国”マルタだったからこそだと思います。

朝はカーテン越しに差し込む日差しで自然と目が覚め、学校の帰りには友だちと、スリーマの海辺にあるバーでカクテルを飲みながらおしゃべり。

夕方には徒歩5分のビーチで、波の音を聞きながら、一日を振り返る——そんな時間が、心をじんわりと癒してくれました。

異国の地で生活するとなると、文化の違いや言葉の壁で不安になることもあります。
そんな日々の中で、マルタの空と太陽が、いつも静かに背中を押してくれていたように思います。

「気候の良さ」は、実際に暮らしてみないとわからないマルタ留学の隠れた強みです。

もしあなたが今、「本当にやっていけるかな」「留学生活を楽しめるかな」と迷っているなら、マルタの気候はきっとあなたの心を軽くしてくれるはずです。

2. 格安でヨーロッパ旅行し放題

ヨーロッパには、フランス・イタリア・スペインなど、誰もが一度は憧れる魅力的な国々が集まっています。

でも実際に日本から旅行しようとすると、移動時間や費用、日程の調整など、なかなかハードルが高いのが現実です。

だからこそ、留学というまとまった時間を使って、ヨーロッパを旅するという選択肢は、とても効率的でおすすめです。

そして、その拠点としてぴったりなのがマルタです。

マルタ共和国はEU加盟国のため、学生ビザを取得すれば、シェンゲン協定を利用して他のヨーロッパ諸国へ自由に移動できます。しかも、LCC(格安航空)も充実しており、1万円ほどで近隣諸国に飛ぶことも可能です。

実際、私がマルタに滞在していた7か月の間でも、コロナ禍でありながら以下の4か国を旅することができました。

  • スペイン
  • ベルギー
  • フランス
  • スイス

どの国もフライト時間はわずか1〜2時間。関税審査もなく、到着から15分で市内にアクセスできたときは、本当に“ヨーロッパの中に住んでいる”という感覚を味わいました。

さらにもうひとつ、マルタ留学ならではのメリットがあります。

それは、留学中に出会った友だちを、別の国で気軽に訪ねることができるということです。

異国で巡り会った友人に会いに、1週間の休暇を使ってスイス~フランスを旅した経験は、7か月の留学生活の中でも一番心に残っている思い出です。

ただ安く旅行できるだけでなく、人とのつながりが旅の目的になる——そんな体験ができるのも、マルタ留学の大きな魅力のひとつだと感じています。

3. 自由な生き方に気づける|マルタ流の幸せマインド

「柔軟な考えをもって、自分らしく生きてみたい」——

留学前、私はそんな思いを胸に抱えていました。

当時の私は、就職活動を目前に控え、日本社会の“固定概念”や“同調圧力”にどこか違和感を覚えていました。

それでも、大学では国際教養を学んでいたにもかかわらず、「休学して留学するなんて、人と違って不安だな」と感じていたのが正直な気持ちです。

そんな私にとって、マルタ留学は「人生をより自由に、幸せに生きる価値観」教えてくれる体験になりました。

最初に驚いたのは、仕事に対する価値観の違いです。

極端な話かもしれませんが、マルタで働いている人で、疲れ切った表情をしている人を見た記憶がありません。

むしろ、「みんないつ働いているの?」と思うほど、午後のビーチはいつも笑顔な人たちで溢れていました。

さらに、観光地として世界中から人が集まるマルタでは、多様な生き方にも自然と出会えます。

  • スイス国籍でオンラインカジノの収益だけで暮らす中国人
  • 世界を旅しながら記事を書くスペイン人
  • 語学留学後、マルタでサッカーをするために移住した日本人

彼らの共通点は、「やりたいことを中心に生き方を組み立てている」ということです。

「まず生活ありき」ではなく、「まず自分ありき」の人生設計が、当たり前のようにそこにありました。

私もマルタでの生活を通じて、少しずつ自分の中の価値観が変わっていきました。

行ったことのないバーバーでスキンフェードに挑戦したり、スケートパークで現地の人と友だちになったり、Airbnbで20人と共同生活をしたり……。
それまでの自分なら躊躇していたようなことにも、どんどん飛び込めるようになったのです。

“人と違うことを選ぶ”ことに、価値とワクワクを感じられるようになったのは、大きな変化でした。

そして気づいたのは、「柔軟な考えをもって生きたい」という当初の目標に対して、誰かに教えられたわけでも、指示されたわけでもなかったということ。

誰にも縛られない環境に身を置いたからこそ、自分の本音や価値観が少しずつ見えてきたのです。

その結果、今では「人の目を気にせず自分がやりたいと思える選択をする」ことができるようになりました。

この価値観の変化こそが、マルタ留学を通じて得た、私にとって一番大きな収穫だったと感じています。

5. マルタ留学で得た経験が人生をどう変えたか|帰国後の生活と変化

2021年11月に、7か月間のマルタ留学を終えて、日本に帰国しました。

当時はまだコロナ禍の真っ只中で、2週間の自宅隔離からのスタート。夢のような毎日から一転、静かな部屋で迎えた現実に、少し心が折れそうになったのを今でも覚えています。

それでも、「帰りたくない」と思えるほど充実した時間を過ごせたこと自体が、留学がうまくいった証拠と前向きに捉えるようにしました。

気持ちを切り替えてまず挑戦したのが、TOEIC試験です。

この記事ではあまり触れてきませんでしたが、留学中はしっかりと英語の勉強にも取り組んでいました。

その結果、スコアは600点から835点へと大幅にアップ。

ビーチでのんびりしたり、ヨーロッパを旅しながらでも、語学力はしっかり伸ばせるということを、身をもって実感しました。

その後は「せっかく身につけた英語力を活かしたい」と考え、帰国後すぐにアメリカンレストランでウェイターとしてアルバイトを開始。

そして大学卒業後は、大手メーカーの海外営業職として内定をいただき、現在も海外顧客を担当する仕事を続けています。

マルタ留学前は、就職活動に自信を持てず、「グローバルな企業なんて自分には無理だ」と思っていました。

しかし、マルタでの経験を通じて視野が広がり、自信を持って「自分にもできる」と思えるようになったことが、進路選択に大きな変化をもたらしました

そして今は、より自由な暮らし方を実現するために、新たな挑戦として2025年5月からこのブログをスタートしました。

自分の経験が、誰かの一歩を後押しできたら嬉しいです。

6. 最後に伝えたいこと

留学は、時間もお金もかかる、大きな決断です。
そして、どの国を選ぶかによって、その体験の質は大きく変わります。
だからこそ慎重になるのは、当然のことだと思います。

それでも私は、マルタを選んだことで、語学力だけでなく、自分自身の価値観や生き方までも変わるような経験ができました。

「なりたい自分像がある人」も、
「少し立ち止まって、自分の人生を見つめ直したい人」も——
どちらのタイプの方にとっても、マルタ留学はきっと価値ある時間になるはずです。

この記事が、あなたの迷いや不安を少しでも軽くし、一歩踏み出すきっかけになれたなら嬉しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次